2017年3月29日水曜日

夜の鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)

2017年3月19日訪問。

大仏坂切通の続き。切通から戻り長谷駅から江ノ電に乗って鎌倉駅に着いた頃にはすっかり暗くなっており、その足でせっかくなので八幡宮にお参りに向かった。

鶴岡八幡宮参道(若宮大路)
八幡宮までまっすぐ伸びる参道の若宮大路は、観光客で夜も溢れる小町通りと違って人はまばらで、写真でうまく表現できなかったが明かりが幻想的でいい雰囲気だった。

鶴岡八幡宮舞殿
八幡宮境内の真ん中にある舞殿ではちょうど結婚式をやっていたようで、これもまた非日常的な雰囲気が出ていてなかなか見られない光景だった。

鶴岡八幡宮の拝殿前からの夜景
拝殿まで登って振り返ると遠くに街の明かりが見えるなかなかの夜景で、いつもは明るいうちに鶴岡八幡宮の参拝を終えていたため、この日は新鮮な体験ができた。

2017年3月27日月曜日

大仏坂切通(神奈川県鎌倉市)

2017年3月19日訪問。

極楽寺坂切通からの続きで、その足で今度は大仏坂切通へと向かった。

鎌倉大仏
途中で鎌倉大仏(高徳院)に立ち寄るが、さすが鎌倉の観光地だけあって内外の観光客で一杯だった。拝観料は200円でこの手の場所にしては安い。大仏坂切通は当然ながらこの大仏から続く道が由来で、大仏は鎌倉時代の1252年に建立されたという。

切通へ登る階段
高徳院脇の国道を進むとトンネルが見えてくるが、この場所の丘の上が大仏坂切通となる。現在はトンネル脇の階段から登るようになっている。

切通最高所
丘の上には岩盤をくり貫いた切通があり、やや崩れて道が埋まっているようにも見える。

切通欠損部?
切通最高所から下っていくと道が不自然に曲がっているが、ここはちょうど沢のようになっており、風化か又は土砂崩れで道が一旦欠損したように見える。

大仏切通の標柱
道をしばらく進むとやっと切通の標柱が確認でき、この先はずっと堀底道のような感じで下り坂になっており、住宅地の見えるT字路まで出て暗くなってきたので引き返したが、ここで手痛いミスをしていた。どうやら大仏坂切通で一番の見所はあのT字路のさらに先にあったようで、帰ってからこれに気付いて悔しい思いをした。鎌倉大仏のとこで休憩をとり過ぎて時間があまり無かったのも失策であった。

2017年3月26日日曜日

極楽寺坂切通(神奈川県鎌倉市)

2017年3月19日訪問。

3月の三連休は結局遠出が出来なかったため、せめて休みの気分を味わおうと近場の鎌倉を訪れた。最初に向かったのは極楽寺坂の切通で、武都鎌倉の城門といえる場所の一つである。なお、極楽寺坂へは江ノ島電鉄の極楽寺駅からアクセスしたが、江ノ電の車内は都心の朝のラッシュ並みに酷い混雑だった。

極楽寺坂切通
極楽寺駅から出て左の坂の上が極楽寺坂切通で、現在は車道が通っているため当時の切通の遺構は見られない。だが、丘陵をばっさり切って通した道だというのは今でもよくわかる。

極楽寺坂の説明板
坂を鎌倉側に下った先に極楽寺坂の説明板がある。坂は元々極楽寺の忍性和尚が切り開いたもので、後にそれを鎌倉幕府が整備して重厚な守りの切通となった。元弘3年の鎌倉合戦ではそれが生かされて、新田軍はこの極楽寺坂を突破できなかった。そのため、稲村ケ崎の浅瀬を干潮になったのを見計らって強行突破してこれを攻略した。

星の井
極楽寺坂の鎌倉側の麓には鎌倉十井の一つである「星の井」がある。諸国行脚中の行基僧正が明星が見えると伝わるこの井戸を覗き込んだ際に虚空蔵菩薩の姿を見出し、これを像に彫って御堂を建立したのが円満院の由緒とあった。この井戸は別名「星影の井戸」とも言い、奥州の二本松城にある「日影の井戸」と、印西の「月影の井戸」と合わせて日本三井戸と呼ばれているが、ここでは鎌倉十井戸としか呼んでいないため、やはりメジャーではないようである。

2017年3月12日日曜日

二本松城 (福島県二本松市)

2017年2月11日訪城。ちょうどひと月前。

岳温泉に行った帰り、天候が思いのほか大人しかったため、二本松城に立ち寄った。二本松城自体は何度も訪れているため、今回は軽く散策しただけ。ちなみに以前は震災で色々通れない箇所があったが、今回はそういった箇所は見当たらなかったので完全復旧したのだろう。

本丸からの景色
冬場の山頂は普段なら風で寒いを通り越して痛いはずだが、この日はかなり穏やかで山頂の本丸でも悠々と散策できた。相変わらずここからの景色は絶景で素晴らしい。

本丸内部
なお、山頂の本丸の様子はこの通り。昨日は雪が降ったはずだが、足跡が沢山あるため毎日そこそこの人がここまで登っているようだ。実際に帰り際に一組の夫婦が本丸へ登ってきたのとすれ違った。

城内の庭園
山の中腹にある城の庭園もすっかり雪景色だが、池の氷はかなりの水が常時流入しているためか、薄くて割れそうな感じである。

松坂門跡
いつも大手口から城へ向かっていたが、岳温泉からの帰りだと松坂口からの方が近いため今回初めて通った。ただ、松坂口の切通は道路で拡張されて面影は残っておらず、松坂御門跡の看板が立っているのみだった。